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造成工事~準備~ 開始

 お盆明け、晴天にも恵まれ谷上の家の造成工事の準備が始まりました。

いつもの工程とは違い今回の敷地は丘陵地域の造成地で、フラットな地盤が少ないため(まるで古墳のよう!)宅地を確保するため、まず擁壁を造り造成する事になったのです。

地盤調査の結果、表層は軟質の地盤であることが判明し、擁壁の底盤自体にも改良工事が必要となりました。
家を建てるにあたって堅固な造成地にするため、しっかりとした設計と施工において地盤を固める事が大変重要なポイントとなるのです。

地盤調査に引き続いて改良を担当して頂くのは、おなじみシゲムラ建設さん。
今日は初日の重要な位置確認とレベル確認のため、担当の矢持さんもかけつけてくれました。

改良は柱状改良といって、アースオーガーなどで掘削した孔に、掘削した土砂とセメント系 固化材を混合した土を埋戻し、オーガーの正転、逆転によて攪拌、締固めを行い、 柱状の改良体を形成する工法です。
使用材料はセメント系の粉体固化材を使用します。セメント系固化材は粘土質やシルト質、 砂質などの軟弱土を水和反応によって科学的に固化させるもので、高含水で有機物を含有する 軟弱土に有効な材料なのです。

箇所によっては杭長は6m近くにもなり、杭の頭は道路レベルよりも下になりますが、杭の施工が終わればすぐに掘削した土をいったん軽く埋め戻す事にしました。

この後に続く擁壁工事担当のセイコー建設さんにとっては、そのままの状態の方が再度掘削する手間が省けるのですが、敷地に大きな孔を残しておくと、このような丘陵地帯では局地的な豪雨の危険性もあり、小さな甘い判断が思わぬ災害を招く事もあるので、安全を優先し一度軽く埋め戻す事にしました。

幸い今週は晴天が続きそうなので、なんとか今週いっぱいで改良工事を終わらせる予定です。

現場では川本設備さんによる仮設水道、マスタニさんによる仮設トイレも設置されました

(※仮設トイレの使用は給排水繋ぎ込みがまだですので、現場の方はもうしばしお待ち下さい。)

残暑が続きますがシゲムラ建設さん、宜しくお願い致します!

三木

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